観光物産センター「蔵の駅」
(旧石平金物店)

■ 建築年代(主屋)明治~大正期 /(座敷蔵)明治中期

明治大正期に金物商などを営んだ石田家より横手市に寄贈され、現在、「観光物産センター蔵の駅」として伝統的建造物の公開、また増田町観光案内所や物産販売所として運営しています。内蔵の二階に上がれる数少ないのところの一つですので上がってみてください。棟木に破魔矢が飾られています。

https://youtu.be/LPV0RoOiVbw 破魔矢の説明です。

 
 
 

 
 
 

旧石田理吉家

■ 市指定文化財
■ 建築年代(主屋)昭和12年 /(座敷蔵)明治14年

旧石田理吉家は、文政2年(1819)に石田久兵衛家より分家し、戦前まで酒造業(銘柄:金星)を営んでいました。県内でも珍しい木造三階建住宅です。

 
 
 

 
 
 

佐藤又六家

■ 国指定重要文化財
■建築年代(主屋)明治前期 /(文庫蔵)明治前期

増田特有の細長い敷地に縦長の家屋を配置した姿を現在に伝えており、増田地区最古の店(見世)蔵が現役で使用されています。最大の特徴は、主屋の中にその店蔵が組み込まれているところにあります。

 
 
 

 
 
 

佐藤三十郎家

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(主屋)明治20年 /(座敷蔵)明治11年

江戸後期までは「増の井」の醸造元であった石田久左衛門がこの地で醸造を行っていましたが、秋田に転居したのち初代佐藤三十郎が居住し、この地で五十集商(魚の仲買)をはじめたと伝えられます。

 
 
 

旬菜みそ茶屋くらを
(旧勇駒酒造)

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(主屋)明治前期

宝暦4年(1754)に石田久兵衛が創業、昭和6年(1931)に株式会社化、平成15年まで営業していました。酒樽を模したモルタルの鏝絵はこの建物のシンボルとなっています。
※見学にあたっては事前の予約が必要です。現在は飲食店として生まれ変わっています。

 
 
 

 
 
 

石直商店

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(主屋)明治前期

増田地域特有の間口が狭く奥行きが長大な短冊型で、他家と同様に店舗・座敷・住居・水屋・内蔵等が配置されていましたが、内蔵は解体され、店舗と座敷及び居住部が現在も使用されています。

 
 
 

 
 
 

谷藤家

■ 市指定文化財
■ 建築年代(主屋)昭和前期 /(座敷蔵)明治中期

大きな敷地を利用し、明治中期頃の建築と思われる内蔵と、それに繋がる入母屋造り総二階建の接客棟、そして居住棟となる二階建ての家屋と屋根付きの通路が付く外蔵が内蔵の奥に続いています。

 
 
 

笹原家

■ 建築年代(旧米蔵)明治期 /(座敷蔵)昭和前期

この座敷蔵は他の座敷蔵とは違い、外蔵の中に座敷が設けられた珍しい形態となっており、入口の掛子塗の土扉が付かない造りとなっています。米蔵は現在、カフェとして利用されています。※予約により、有料で宿泊できる蔵もあります。

 
 
 

 
 
 

山吉肥料店

■ 市指定文化財
■ 建築年代(主屋)明治中期 /(座敷蔵)昭和前期

増田の商家建築の特徴である家屋配置を良く残し、南側に配置された「トオリ」が店舗より裏門まで一直線に伸びています。また、室内は明治大正期の建物に多用され、増田地域の特徴でもある一階の天井が高い造りで、北側となる座敷への採光が取れるように工夫された構造となっています。

 
 
 

 
 
 

山中吉助商店

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(主屋)明治中期 /(旧座敷蔵)明治19年

店舗は昭和29年に改修され建築当初の姿を変えてしまっていますが、居住部の小屋組が洋小屋組(トラス)、続く座敷と水屋そして蔵前は天井を張らない吹き抜けとなり、貫工法による和小屋組となっていることから、座敷から蔵前までは明治中期頃に建築された当初(またはその後大正から昭和にかけて)居住部が改修され、現在に至っているものと思われます。

 
 
 

佐藤こんぶ店

■ 建築年代(文庫蔵)大正後期

佐藤こんぶ店は大正期から昆布販売業を営んでいますが、現在の場所で営業を始めたのは戦後のことになります。当家の蔵は、構造、使用の状況からみて、居住空間としてではなく物資の収蔵を目的として作られたものと思われます。内蔵が多く残る増田でもこのような内蔵の類例は無く、建造の経緯について、今後の調査が期待されます。

 
 
 

 
 
 

佐藤多三郎家

■ 市指定文化財
■ 建築年代(座敷蔵)明治後期

佐藤家は明治以前から地織りの反物を商う太物商でしたが、昭和初期に廃業、先々代当主の三郎氏が医院を開業し昭和58年に閉院するまで半世紀に渡り増田の地域医療に貢献しました。現在は診療所を兼ねた主屋を解体、明治時代後期に建てられた座敷蔵は補修され、新築された家屋の中で現在も活用されています。※見学にあたっては事前の予約が必要です。


 
 
 

日の丸醸造株式会社

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(主屋)明治期 /(文庫蔵)明治41年

現在、増田の唯一の醸造元です。主力ブランドは「まんさくの花」で、蔵元だけで販売されている限定酒は見学者に好評となっています。文庫蔵は、増田の数多い内蔵の中において、その意匠や豪華で繊細な装飾がひと際、際立った内蔵となっています。

 
 
 

 
 
 

佐藤養助商店漆蔵資料館

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(座敷蔵)大正10年 /(旧米蔵)大正後期

増田の大地主であった小泉五兵衛の旧宅です。小泉家は材木や味噌・醤油を商っていました。江戸時代より8代続き、戊辰戦争においては350両という増田一の御用金を納めています。現在は稲庭うどん店に併設する資料館として利用されています。

 
 
 

 
 
 

升川商店
(旧栄助商店)

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代

戦前は、屋号「栄助」を名乗り、炭や荒物を販売した商家でした。内蔵は明治から大正期に店繁栄の象徴として、隣近所競って建てられたと言われています。現在は「升川商店」が所有し、和装雑貨店を経営しております。

 
 
 

 
 
 

旧村田薬局

■ 市指定文化財
■ 建築年代 明治後期

江戸時代中頃、伊勢国より増田に移住し薬舗を開業。十一代まで続いた増田最古の薬舗でした。明治後期に現在の場所に居を構えました。

 
 
 

興文館東海林書店

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(座敷蔵)明治2年

東海林家は戦国時代の増田城主・土肥家の家老職を務めた旧家です。十二、十三代重太郎氏は、秋田県議会議員として県政に貢献しました。明治18年(1885年)には書店を開業し、多くの教科書類を発行しました。

 
 
 

髙橋茶舗

■ 国登録有形文化財
■ 建築年代(座敷蔵)大正9年

米穀商を営んでいた五十嵐養吉家が築し、「五養」の蔵と言われました。現当主は昭和24年(1949)からここに住まいし、茶舗を経営しております。

 
 
 

まちの駅 福蔵
(旧佐藤與五兵衛家)

■ 建築年代(主屋)明治後期~大正期 /(座敷蔵)明治12年

佐藤與五兵衛家は代々の地主で増田銀行設立時の監査役の一人です。大正期に増田勧業社を設立し、セメントなどの建設資材を扱う商いをしていました。現在は、佐忠商店が「まちの駅 福蔵」として公開しています。