延命を願って

江戸時代、「コレラ」は「コロリ」とも呼ばれ、多くの人の命が奪われた恐ろしい伝染病でした。堂内の三体の地蔵様のうち中央にある地蔵様は、当地でもおそらくコロリが流行したため、当時の人々が延命と来世への導きを願って祭ったもので、本来は延命地蔵と思われますが、「コロリ(コレラ)にかからない地蔵様」が「コロリ地蔵」となっていつしかこれを拝むと苦しまずに「コロリ」と往生できると伝えられるようになりました。